日本キリスト教団
浦安教会
2025年 9月21日(日)10時 30分
聖霊降臨節 第16主日
標語 イザヤ書30章20-2節
「あなたの目は常に、あなたを導かれる方を見る」
礼拝の順序
前 奏 黙祷
招 詞 ガラテヤの信徒への手紙 3・28
讃美歌 14(たたえよ、王なるわれらの神を)
交 読 詩編 147・1-7
主の祈り (93-5)
聖 書 コリントの信徒への手紙一 1・10-17
祈 り
讃美歌 437(行けども行けども)
説 教 「思いを一つにして」 笠田 弘樹 牧師
祈 り
讃美歌 411(うたがい迷いの)
使徒信条 (93-4)
頌 栄 25(父・子・聖霊に)
祝 祷
後 奏 黙祷
( 讃美歌は『讃美歌 21』)
説 教 「思いを一つにして」
聖 書 コリントの信徒への手紙一 1・10-17
2025年 9月14日(日)10時 30分
聖霊降臨節 第15主日
標語 イザヤ書30章20-2節
「あなたの目は常に、あなたを導かれる方を見る」
礼拝の順序
前 奏 黙祷
招 詞 イザヤ書 43・1
讃美歌 13(みつかいとともに)
交 読 詩編 104・24-35
主の祈り (93-5)
聖 書 列王記上 3・4-15
祈 り
讃美歌 141(主よ、わが助けよ)
説 教 「ソロモンの知恵」 笠田 弘樹 牧師
祈 り
讃美歌 506(すべては主のため)
使徒信条 (93-4)
頌 栄 25(父・子・聖霊に)
祝 祷
後 奏 黙祷
( 讃美歌は『讃美歌 21』)
説 教 「ソロモンの知恵」
聖 書 列王記上 3・4-15
本日は、列王記上3章4−15節に記されたみ言葉に聞いてゆきたいと思います。
さてこの聖書箇所には、イスラエルの王であったソロモンという人の物語が記されています。このソロモンは、聖書の中では稀にみる知恵者であったということになっています。
列王記上5章9−14節というところを見てみますとこのようなことが記されています。
「神はソロモンに非常に豊かな知恵と洞察力と海辺の砂浜のような広い心をお授けになった。 ソロモンの知恵は東方のどの人の知恵にも、エジプトのいかなる知恵にもまさった。
彼はエズラ人エタン、マホルの子らであるヘマン、カルコル、ダルダをしのぐ、最も知恵ある者であり、その名は周りのすべての国々に知れ渡った。
彼の語った格言は三千、歌は千五首に達した。彼が樹木について論じれば、レバノン杉から石垣に生えるヒソプにまで及んだ。彼はまた、獣類、鳥類、爬虫類、魚類についても論じた。
あらゆる国の民が、ソロモンの知恵をうわさに聞いた全世界の王侯のもとから送られて来て、その知恵に耳を傾けた。」
そして、本日の聖書箇所では、ソロモンが稀にみる知恵を持つ者とされたきっかけとなる出来事が語られています。
ソロモンは父ダビデの後継者として、イスラエルの王位につきました。そして王位についてから三年くらいして、ギブオンという街にあった聖所に赴き、多くの犠牲の動物を捧げながら礼拝します。すると、その晩、夢の中で神からの語りかけを聞いたというのです。
神はソロモンに語りかけます。「何事でも願うがよい。あなたに与えよう」と。
これに対してソロモンは答えます。「わが神、主よ、あなたは父ダビデに代わる王として、この僕(しもべ)をお立てになりました。しかし、わたしは取るに足らない若者で、どのようにふるまうべきかを知りません。
僕(しもべ)はあなたのお選びになった民の中にいますが、その民は多く、数えることも調べることもできないほどです。
どうか、あなたの民を正しく裁き、善と悪を判断することができるように、この僕に聞き分ける心をお与えください。そうでなければ、この数多いあなたの民を裁くことが、誰にできましょう。」
こうして、ソロモンは神に富や戦勝や長寿を求めるのではなく、知恵を求めました。ソロモンは実際的な統治能力を神に求めたのです。自らの才覚に依存するのではなく、また自らの経験値によって統治をするというのではない。神を求めたのです。
この物語は、このソロモンの選択を大切なこととして教えているのではないでしょうか。
つまりソロモンは、神からどんなことでも願えと言われ、目の前に選択肢を広げられ、それに対して適切な選択をしたということです。
こうした選択、それはわたしたちにも課せられているものではないでしょうか。わたしたちはその行動や人間関係の中で、絶えず選択をして生きています。その時どこに軸を置いて選択するのかが問われるということがあるのではないでしょうか。
そこで、聖書は神との交わりを軸として選択をすることが大切であるということを教えているのです。ソロモンのように神を求めるという選択が大切だというのです。